廃車にもいい時期ってあるのかのう?
廃車にいい時期があるかどうかはよく判らないけど、季節性の様な波はあるね。
「廃車」を検討する時期
「廃車」を検索する人達の傾向
今の時代、何か興味を持った事や何かを始める前に多くの人がGoogleでそのことについて検索しています。このため、「廃車」で検索している人の動向を追いかけてみれば、何か傾向が判るかと思い調べてみました。
グラフは、Google Trendで「廃車」をキーワードとして過去5年の検索動向を調べたものです。グラフの横軸は日付で、縦軸は調査した5年の中で検索件数が最大となった所を100として表示しています。
グラフを見ると次の傾向があることが判ります。
- 1年単位で周期性が見られます。
- 毎年、3月末に検索する人が急に増加し、上向きのピークが見られます。
- 毎年、8月、12月末に検索する人が減少し、下向きのピークが見られます。
- 3月末のピークの5~6割程度の人達が通年を通して検索しています。
検索動向から判ること
「廃車」を検索する人達の動向は、次のように考えられます。
- 4月1日に車を所有していると自動車税が掛かるので、その直前に「廃車」について検討している人達が多い。
- 「廃車」について通年を通して検討している人達がいる。
- お盆や年末年始のお休みの時期は、「廃車」についての検討も一休みする。
検索する人達の動向はだいたい把握できましたが、適した時期はよく解りませんでした。
「廃車」の価値
次に「廃車」の価値について考えてみます。
「価値がないから廃車するんだ」とお思いでしょうが、本記事のテーマは「時期」ですので、廃車の「時間価値」を拾ってみます。
廃車の時間価値
ポイント
- 車検まで1ヶ月以上ある
⇒重量税、自賠責保険の還付金が受け取れます。 - 3月まで1ヶ月以上ある
⇒自動車税の還付金が受け取れます。 - 自走可能
⇒レッカー代が不要です。 - 事故で大破したが年式は新しい
⇒破損を免れた部品に価値があります。 - 人気車である
⇒国内外の中古車市場に期待ができます。
ここで取り上げた五つの「時間価値」は、時期を逃せば価値がなくなるものばかりです。
還付金については1ヶ月単位で減少していきますし、車検が切れて公道を走れなくなればレッカー代も必要になります。廃車買取業者ではレッカー代無料を宣伝文句としていますが、深読みすればレッカー代が不要だったら買取価格がアップするということです。
まとめ
今回「廃車」に適した時期について考え、以下の結果を得ました。
・乗らない車について、「廃車」を検討する時期は、多くの人は3月でした。
・「廃車の時間価値」については幾つかありますが、いずれもどんどん減少していきます。
結論としましては、「廃車」を決意した時が売り時です。
なるべく早めに廃車買取業者の検討をお勧めします。